外壁・屋根塗装の見積り・価格ESTIMATE

名古屋の外壁塗装のお見積り屋根塗装の価格見積りのチェックポイント

妥当な価格?

外壁塗装の見積り書を確認する際、気になるのが、「見積り項目ごとの金額、合計金額は妥当な価格であるかどうか」ですよね。一般的に外壁塗装(外壁地フォーム)は費用がわかりづらい工事の一つとされています。業者ごとで見積金額が違ってくるという費用が不明瞭な工事なんです。

外壁塗装のリフォーム価格を決めるベースとなるのは外壁面積です。しかし、実際の外壁塗装の見積書をみると、大雑把な面積しか記載していなかったり、そもそも面積に基づいていなかったりするものも少なくありません。

同じ建坪や階数であっても、窓が多ければ、その分塗装する部分が減るので安くなるといったように、どの建物でも外壁の面積は異なります。見積書には『数量』と『単位』の欄があります。外壁塗装では、数量の欄に床面積、単位の欄には「m²(平米)」が記載されているはずです。

チェックしておきたいポイント

リフォームの見積もりを作成する際に必要な建物の情報(素材・面積等)を確認する為、建物の診断を行います。診断時に目分量で測定を行ったり数分で診断を終わっていたりするリフォーム業者は要注意です。塗料の塗布量などを算出する為に必要な施工面積を正しく算出できない可能性があり、またそのような形で出した見積もり金額も適正価格とは言い難いです。外壁診断を行うと外壁の現状がわかるのはもちろんのこと、今後どのようなメンテナンスがどれぐらいの時期に必要なのかなどもわかります。手を抜かず丁寧に診断を行っている施工業者を選ぶようにしましょう。

01/仮設足場代

外壁や屋根の塗装リフォームを行う際に必ずと言って良いほど必要となってくる足場。足場には、現場の最低限の安全性と作業性を確保するという、重要な役割があります。塗装作業は、同じ場所を何度も塗り直しながら進めていきますので、足場がないと質のいい作業をすることはできません。

塗装工事というとどうしても塗装の色や塗料をどうするかの方に目が行きがちになりますが、塗装作業の基本となる足場はとても重要となってきます。塗装工事の足場費用は、足場を掛ける面積1m²あたりの単価をもとに算出するのが一般的です。足場を掛ける面積とは、「足場の外周の長さ×足場の高さ」です。

敷地が狭くて隣の家との隙間が狭い場合や、道路と敷地に高低差がある場合、また敷地の前面道路に足場の運搬車両が駐車できない場合など、建物の立地条件によっては手間賃が余分にかかってしまうので、割増費用が発生することがあります。

02/メーカーの施工仕様の塗り回数

塗料も目的によって様々な性質のものがあり、防錆用に耐候性に優れ厚い皮膜を作るものから、装飾用に耐光性に優れ発色良く光沢ある表面に仕上がるもの、艶消しなど特定の性質を持つものなど様々です。
これらには各々特徴があり、その目的に添って使い分け、あるいは重ね塗りが行われます。また適切に重ね塗りすることで、単一の塗料では得られない強固で見栄えの良い塗装を行うことが出来ます。

外壁塗装・屋根塗装を施工するにあたっては、一般的に下塗り、中塗り、上塗りと三回塗りが基本です。一度全体を塗ってしまえば終わりと思ってしまいがちですが、実は一度塗っただけでは紫外線や雨に耐えられる丈夫な塗膜は出来上がりません。しかし塗料を節約するために下塗り、上塗りの二回だけで終わらせようとする悪徳リフォーム業者もいます。

基本的に外壁や屋根に塗る回数はメーカーの規定を守りしっかり塗装をすることで以下のような効果が得られます。

  • ・塗料の期待耐久年数を発揮できる。

  • ・塗膜が剥がれにくくなる

  • ・防カビ、防水などの塗料が持つ効果を十分に発揮できる

03/使用される塗料メーカーや商品名が記載されているか

一般的なリフォームの見積書では、施工箇所ごとに使用する塗料名が記載されています。もしくは、1液や2液、油性(溶剤)水性など塗料の成分が記載がされています。見積書にシリコン系塗料など、グレードしか示されていない場合は、シリコンの中でも耐久年数の低い塗料を使用する可能性があるので注意が必要です。

使用する塗料で耐久年数も変わってきますので、グレードを確認しておくと安心です。優良なリフォーム業者ですと使用塗料の缶数まで記載してあります。

04/外壁・屋根下地処理

塗料を塗る前の下地処理の確認も必要です。下地処理とは、クラックの補修や鉄部木部のケレン、目荒らしなどです。これらの作業は、下地処理という項目に作業が全て含まれる場合もありますが、優良な業者だと施工箇所別に細かく記載してあります。

下地処理で後の仕上がりに差が出てくるほど重要な作業ですので、一式などと書かれている場合は具体的な箇所とどのような作業をするのか確認してみましょう。逆に施工しない箇所の確認もされることで施工後のトラブルを防げます。

05/工程ごとに細かく書かれているか

外壁一式○○円、屋根一式○○円といった施工面積の数量を表記せず「一式」という表現をする業者があります。施工面積単位で単価が決まっていないようなリフォーム工事の見積もりやごく少量の単位に「一式」と記載することがありますが、このような表記をされてしまうと相場の把握が困難になります。

この場合「一式というのは具体的にm²やmでお願いできますか」と聞き、不明瞭な見積書にならないように注意しましょう。また、その他の項目で諸経費と書かれていても一体何の料金なのかわかりません。諸経費で工事料金全体の5%が発生していたり、数万円発生していたりもしますので、その内訳内容を納得がいくまで確認しましょう。

もちろん塗装作業を行う上で、かかる費用は材料やリフォーム作業だけではありません。移動や、荷物を運ぶ「運搬交通費」や「消耗品費」などが発生する場合もあります。このような細かな項目に対してもしっかりと明記してくれる業者ですと、透明性があって信頼できます。各工程ごとに詳しく記載してもらい、それぞれをきちんと理解した上で工事を始めてもらうようにしましょう。

見積もりの時点で、不自然に感じた点や疑問点を業者に指摘・確認しておくことは後々トラブル防止にもつながります。

06/付帯部の材質に合わせた塗料を使用しているか

付帯部とは住宅の外壁と屋根以外の部分のことを指します。具体的にいうと、軒天、雨樋、雨戸・戸袋、破風板、鼻隠し、笠木、水切りといった部分になります。まとめて付帯部塗装とは言われますが、それぞれ材質が異なり、塗装の目的も変わりますので、塗る箇所の材質に合った塗料を使用しなければなりません。

例えば、木部の塗装には木部用の塗料がありますし、鉄部には鉄部用の塗料があります。塗料メーカー側も仕様を決めていますので、それにあった塗料が使われるのかをチェックする必要があります。付帯部に使用する塗料の名前が書いてあるところは親切な業者です。

また見積書に「付帯部塗装」の項目が入っていなければ付帯部塗装は行われないものと思ってください。逆に見積書に記載されていた場合は、付帯部塗装が「一式」でまとめられていないかを確認してください。「一式」でまとめられている場合、どこの塗装をするのかわかりませんし、付帯部塗装ごとの金額もわかりません。どの箇所なのかを確認すると良いでしょう。

07/保証の記載があるかどうか

見積書に保証の記載がある場合、どのような保証なのか内容を詳しく確認しておきましょう。もし保証の記載がないのであれば、保証内容が記載されたものを別途もらうようにしましょう。塗装工事の保証とは、「塗膜(とまく)保証」になります。塗膜保証とは塗装後に施工不良により塗料が剥がれた時に無償で補償するものです。「保証10年」とある場合は、施工後10年以内に塗料が剥がれた場合に業者が無償で対応してくれます。

外壁塗装の見積りをチェックする際は、この塗膜保証がある会社を優先的に選びましょう。なぜなら、保証は塗装に不備が無いように、品質管理などを企業として力をいれていないと提供できないため、保証がしっかりしている会社は、それだけ安心・安全に施工/リフォームしてくれる期待がもてます。

逆にあまりにも長い15年、20年、30年など長期保証をつけてくる業者は注意が必要です。メーカーの期待している耐久度を超える保証をするというのは本来あり得ないことです。重要なのは「どの部分を保証してくれるのか」「塗装のどのような状態を保証してくれるのか」「何年保証してくれるのか」などの保証の範囲です。どのような塗装トラブルに対応してもらえるのか、契約前に業者に確認してみましょう。

相見積り金額の差!原因はコレです!

優良外壁塗装業者の判断材料

外壁や屋根の塗り替えを考えた時、ひとつの業者からお見積もりをとったとしても、それが適正な価格なのか、ご自身の希望にそった内容なのか判断が難しいかと思います。そこで「複数の業者の価格を比較し、外壁塗装の相場を知る」ために相見積りをとられる方が多いと思います。

複数見積りをとると、塗装業者によっては見積り額の差が大きい場合があります。実際見積書を比較してあまりにも差がありすぎる時は、「同じ見積もりでもこんなに違うの!」と驚かれるでしょう。塗装工事の見積書の比較を行った場合「費用が安い」=「優良な工事業者」である感覚に陥りやすいのですが、この感覚が全ての見積書にあてはまるかといえばそうではありません。

塗装工事のように物を購入するのではなく、技術や効果・機能を購入するものに関しては、内容に対しての費用のバランスを見ることが重要になります。安い見積金額の業者が優良業者である場合もありますし、その逆の高額の見積金額の業者のほうが優良な業者である場合も十分に考えられます。では、なぜそのような金額の差が出るのでしょう。

塗装業者へ直接依頼

外壁塗装・屋根塗装業者への相見積もり

外壁塗装において中間マージンは費用を高くさせる原因の一つです。中間マージンとは、いったい何の事でしょうか。自社職人を抱えていない大手ハウスメーカーや大手工務店、訪問販売会社は提携している塗装専門店へ仕事の依頼をします。ここで中間マージンが発生します。

さらに仕事をとってきた担当営業マンへの報酬がマージンという形で工事金額に上乗せされるケースもあり、金額の差がさらに大きくなります。自社に職人を抱えずに営業をメインに行っている大きなリフォーム会社の場合は確実に中間マージンが発生しますので、直接塗装専門店に依頼すれば中間マージンが発生しない分、単純に安く仕事をしてもらえる可能性があります。

中間マージンが発生しないことで、その分を品質と価格に反映させることができるのです。またお客様と職人が直接関わることになるので共有できるものが増え、ご要望にも柔軟に取り組んでもらえるというメリットもあります。より良い塗装工事を行うためには少なくとも2~3社に見積もりを依頼し、相場を把握することが大切になります。

相場を把握することで値引き交渉がしやすくなるという利点もあり、またすぐに塗り替えを行わない場合でも、前もって見積もりを行っておくことで塗装の工事計画が立てやすくなります。緊急を要する状態になる前に、余裕のある段階で前もって塗り替えを検討しておくことで、必要な時期により良い塗装工事を行うことが可能になります。

お見積もりは優良な塗装業者の判断材料

外壁塗装において、見積もりは契約する前に良い業者かどうかの判断材料になります。この見積もりのタイミングで業者選びを失敗してしまうと相場以上の金額を請求されたり、手抜き工事により施工不良が起きてしまいます。

今まさに外壁塗装業者から見積もりを取っているけれど少し不安が残るという方がいらっしゃいましたら、急いで契約をする必要はありません。焦らずに一度落ち着いて考えましょう。良い業者であれば契約を急かすことはありません。また2~3社相見積もりをとることで、業者による価格差や内容の違いなどをじっくり確認できるため、より良い条件で契約することが出来ます。1社ではなく他のリフォーム業者にも見積もり依頼をしてみましょう。

何の項目にどのくらいのお金がかかっているのか、手間ではありますが1つ1つを確認し、総合的な判断をすることが業者選びで納得のいくコツなのではないかと思います。複数の外壁塗装業者から話を聞くことで、気になっていることや不安な点を比較して検討することができます。色々調べることはありますが、大切なマイホームのため、しっかりご納得されたうえで業者選びされることをおすすめします。